由来
インクルーシブを考える日は、福岡県福岡市の株式会社ゆたかカレッジが制定しました。同社は、特別支援学校高等部などを卒業した後の学びの場として、各地で「カレッジ」を運営しています。
記念日の目的は、障害者の社会への完全参加と平等について考える機会をつくることです。日付は2014年1月20日にちなみます。この日は、国連総会で採択された障害者権利条約について、日本の批准が承認された日です。
日本記念日協会の説明によると、この条約は、あらゆる障害者の尊厳と権利が保護されなければならないとうたっています。そのうえで、障害者の完全参加と平等なインクルーシブ社会(共生社会)の実現を目指すことを掲げています。
「インクルーシブ」という考え方
「インクルーシブ」は英語の inclusive に由来し、「包み込む」「誰も排除しない」といった意味を持つ言葉です。インクルーシブ社会とは、障害の有無などにかかわらず、さまざまな人が同じ社会の一員として暮らし、参加できる社会を指します。日本語では「共生社会」とも呼ばれます。
この言葉が使われる場面は、教育や働き方、まちづくりなどさまざまです。たとえば、障害のある子どもとない子どもが共に学ぶ教育は「インクルーシブ教育」と呼ばれます。
障害者権利条約の内容に目を通す
障害者権利条約の日本語訳は、外務省のウェブサイトで公開されています。この日にあわせて、条約の前文や主な条文を読んでみてください。読み終えたら、自分の暮らす地域や職場が誰もが参加しやすい環境になっているか、一つ確かめてみましょう。