由来
世界電気通信・情報社会デーは、国際電気通信連合(ITU)が定めた国際デーです。5月17日という日付は、1865年のこの日に万国電信条約が署名されたことにちなみます。この条約の署名とともに、ITUの前身となる組織が生まれました。
この日は、もともと1968年に「世界電気通信の日」として定められました。2006年に「世界情報社会の日」と一つにまとめられ、現在の名称になっています。名前に「電気通信」と「情報社会」が並んでいるのは、二つの日がまとめられたためです。電信から始まった国際的な通信の取り決めの歴史と、情報が行き交う今の社会。その両方に目を向ける記念日といえます。
電気通信とは
電気通信とは、電気や電波、光などを使って、離れた場所に情報を伝えるしくみのことです。電信や電話に始まり、ラジオやテレビの放送、携帯電話、インターネットもこれにあたります。毎日手にしているスマートフォンも、電気通信の一つの形です。
通信は、一つの国の中だけで完結するものではありません。国境を越えて情報をやり取りするには、技術の規格や電波の使い方を国どうしで決めておく必要があります。電信の時代に結ばれた国際的な条約は、そうした取り決めの出発点の一つでした。
今では、電気通信を通じて情報を集めたり発信したりすることが、暮らしや仕事の多くの場面に関わっています。「情報社会」とは、こうした情報の流れが社会の土台になっている状態を表す言葉です。
身近な通信のしくみを調べる
ふだん使っているスマートフォンやインターネットが、どんな経路を通って相手につながっているのかを調べてみます。近くの博物館に通信の歴史を扱う展示があれば、昔の電信機や電話機を見比べることもできます。