東京都が条例で定めた日
東京都平和の日は、毎年3月10日。東京都が1990年に条例で定めた記念日です。
日付の由来は、1945年3月10日の東京大空襲です。この空襲で、多くの都民が命を落としました。東京都は、犠牲になった人々を悼み、平和の意義を改めて確かめる日としてこの記念日を設けました。
企業や団体が定める記念日とは違い、自治体が条例という形で定めているのがこの日の特徴です。戦争の記憶を都として受け継いでいこうという考えが、そこに表れています。
空襲と東京の記憶
空襲とは、航空機から爆弾や焼夷弾などを落として地上を攻撃することです。第二次世界大戦の末期には、東京を含め、日本の多くの都市が空襲を受けました。
被害は軍の施設にとどまらず、人々が暮らす住宅地にも及びました。家や街並みが焼け、多くの住民が家族や住まいを失いました。
戦争を体験した世代が少なくなるなか、当時の記録や証言を残し、伝えていく取り組みが各地で続けられています。体験者の手記や写真、焼け跡から見つかった品々は、当時の暮らしと被害を知る手がかりです。
空襲の記録に触れる
3月10日には、東京都の公式サイトで平和の日に関する情報を確かめられます。近くの博物館や資料館で、戦争や空襲に関する展示を見ることもできます。
家族や身近な人と、自分の住む地域が戦時中にどんな様子だったのかを調べ、話し合う機会にするのもひとつの方法です。