由来
てん菜・てん菜糖の日は、北海道札幌市に本部を置く北海道農業協同組合中央会(JA北海道中央会)が制定しました。日本記念日協会にも認定されています。
てん菜は、明治10年代から国策として北海道で普及が進められてきた作物です。ほかの作物と順番に育てる輪作に組み込まれ、畑の生産性を高めてきました。製糖に関わる産業を通じて、地域経済の発展も支えてきました。
ただ、近年は安価な人工甘味料の需要が増えたことなどから、砂糖の消費が減っています。それに伴い、てん菜の作付面積も減少傾向にあります。この記念日には、てん菜を知ってもらうことで、作付面積の維持・拡大や砂糖の消費増加につなげたいという狙いがあります。
日付は「てん(10)さい(31)」の語呂合わせから選ばれました。ハロウィンと同じ10月31日です。
てん菜とてん菜糖
てん菜は「ビート」や「砂糖大根」とも呼ばれます。見た目は大根に似た白く太い根で、ここに糖分を蓄えます。寒さに比較的強く、冷涼な土地で栽培される作物で、日本では主に北海道で作られています。
収穫した根から糖分を取り出し、精製したものがてん菜糖です。グラニュー糖や上白糖に加工されるほか、精製の度合いを抑えた薄茶色の「てんさい糖」として売られている商品もあります。糖分を取り出したあとの搾りかすも無駄にならず、家畜の飼料などに利用されます。
砂糖の袋で原料を確かめる
買い物のついでに、砂糖の袋の原材料名を見てみましょう。「てん菜」と書かれていれば、北海道などで育ったてん菜から作られた砂糖です。
いつもの料理に使う砂糖を、てんさい糖に置き換えてみるのもひとつの方法です。