海の日に水難訓練を考える
水難訓練の日は、愛知県岡崎市の株式会社岡崎竜城スイミングクラブが制定しました。日本記念日協会の説明によると、日本は島国でありながら、海や川、洪水などによる水の事故に備える水難訓練があまり行われていないといいます。同社はこの現状に目を向け、運営するスイミングクラブで、命を守るための訓練として「着衣泳」などに力を入れています。
記念日の目的は、着衣泳と、それを教える「着衣泳訓練士」の育成・普及を通して、水難事故から命を救う活動を広めることです。日付は7月の第3月曜日、「海の日」です。海に関する国民の祝日で、水難も連想しやすいことからこの日になりました。
服を着たまま水に入る「着衣泳」
着衣泳は、服や靴を身につけたまま水に入ってしまう状況を想定した訓練です。水の事故は、泳ぐつもりのない場面で起こることがあります。たとえば、川辺で足を滑らせたとき、船から落ちたとき、大雨で水があふれたときなどです。
服は水を含むと重くなり、手足が思うように動かなくなります。水着で泳ぐときとは、感覚が大きく違います。着衣泳では、まずこの違いを安全な環境で体験します。そのうえで、無理に泳ごうとせず、体を水に浮かせて呼吸を確保する方法などを学びます。学校のプールや水泳教室で取り入れられることもあります。
水辺に出かける前に、着衣泳の機会を探す
夏休みに海や川へ出かける予定があるなら、近くのプールや水泳教室で着衣泳の講習が開かれていないか調べてみましょう。自治体や公的機関が発信している水辺の安全に関する情報を、出かける前に家族で読んでおくこともできます。