荒神谷での発見から生まれた記念日
ひかわ銅剣の日は、島根県出雲市が定めた記念日です。もとは旧・斐川町が制定したもので、町が出雲市と一つになった後も、市がそのまま引き継いでいます。
日付のもとになったのは、1984年7月12日の出来事です。この日、斐川町(現在の出雲市)の荒神谷で、弥生時代の銅剣が見つかりました。出土した銅剣は358本にのぼり、一か所から見つかった数として全国最多となりました。日本記念日協会の説明によると、これらの銅剣はすべて国宝に指定されています。この発見を記念し、後の世代へ伝えていくことが記念日の目的です。
弥生時代の銅剣とは
銅剣は、青銅で作られた剣です。青銅は銅に錫などを混ぜた合金で、溶かして型に流し込んで形を作ります。弥生時代の日本では、銅剣のほかに銅矛や銅鐸といった青銅器も作られました。
できたばかりの青銅は、実は金色に近い光沢を持っています。博物館で見かける青銅器の多くが緑色をしているのは、長い年月のあいだに表面がさびたためです。
弥生時代の銅剣は、実際の戦いに使う武器というより、祭りや儀式の道具として扱われたと考えられています。土の中に大切に埋められた状態で見つかることもあり、当時の人々の暮らしや信仰を知る手がかりになっています。
青銅器の展示を見に、近くの博物館へ
7月12日には、近くの博物館や資料館で弥生時代の青銅器の展示を探してみましょう。剣の形や表面の色を実際に見比べると、図や写真だけでは分かりにくい大きさや質感が伝わってきます。荒神谷の発見について詳しく知りたい場合は、出雲市の公式サイトで関連する施設や情報を確かめてから出かけましょう。