川崎市の金属加工3社による記念日
へらしぼりの日は、神奈川県川崎市でへらしぼりなどの金属加工を手がける3社、有限会社相和シボリ工業、株式会社大矢製作所、今野工業株式会社が共同で制定しました。日本記念日協会に認定されています。
制定の目的は、若手職人の育成を促し、へらしぼりの技術の継承を支援することです。職人の手の感覚に支えられる技術を次の世代へ受け渡すきっかけとして、この記念日が設けられました。
8月4日という日付は、8と4を「へら(8)しぼり(4)」と読む語呂合わせから決まりました。
へらしぼりとはどんな加工か
へらしぼりは、回転させた金属板に「へら」と呼ばれる棒状の工具を押し当て、少しずつ変形させていく加工技術です。できあがるのは、筒や椀、円すいのように、中心の軸のまわりをぐるりと回した形の「回転体」です。
平らな板は、回転に合わせてへらを押し当てられるうちに、少しずつ立体へと変わっていきます。へらを当てる位置や力の加減で形が決まるため、仕上がりは職人の経験と技量に左右されます。
照明のかさや鍋、ボウルなど、身の回りの丸みのある金属製品にも、こうした回転体の形がよく見られます。
身近な丸い金属製品を眺める
家の中や街中で、照明のかさや金属の器など、丸く成形された金属製品を一つ手に取ってみてください。縁や底の形を確かめながら、一枚の板からその形ができるまでの工程を想像してみます。