太物の日の由来
太物の日は、宮崎県宮崎市の児玉健作氏が世話係を務める、全国の太物ファンによって制定されました。日本記念日協会にも認定されています。
日本記念日協会の説明によると、目的は、普段着として着ることの多い太物をもっと楽しんでもらうことです。この日には、太物を着て一日を過ごすことが提案されています。
日付が2月10日なのは、「2(ふ)」と「10(と)」で「ふと」と読む語呂合わせからです。
太物とはどんな着物か
着物の世界では、絹で仕立てた着物を「呉服」と呼ぶのに対し、綿や麻、ウールなどで仕立てた着物を「太物(ふともの)」と呼びます。絹に比べて太い糸で織られることが、名前の由来です。
絹の着物には、改まった場や晴れの日に着るものという印象があります。一方の太物は、昔から日々の暮らしの中で着られてきました。
素材によって性質も違います。綿の着物は肌ざわりがやわらかく、ふだん使いしやすい素材です。麻は風を通しやすく、暑い時期によく使われます。ウールは暖かく、寒い季節の普段着として親しまれてきました。
綿やウールの着物で一日を過ごす
2月10日は寒い時期にあたります。手持ちの太物があれば、ウールや綿の着物に羽織を重ねて、外出や家事をしてみてください。
着物をまだ持っていなければ、呉服店や古着店で綿やウールの着物を手に取り、生地の違いを確かめてみてください。