浅草寺の縁日として
四万六千日は、東京・浅草寺で毎年7月9日と10日の2日間に営まれる縁日です。この日に参拝すると、四万六千日分の功徳が得られるとされています。一度のお参りが、長い年月にわたって参拝を重ねたのと同じ意味を持つと考えられてきました。
この風習が定着したのは江戸時代です。境内にほおずき市が立つようになったのは、明和年間の頃からとされています。お参りとほおずき市が結びつき、夏の縁日として親しまれてきました。
ほおずきという植物
ほおずきは、夏に実をつける植物です。実は袋のような萼に包まれていて、熟すにつれてその萼が鮮やかな橙色に色づきます。提灯を思わせる姿から、夏の風物詩として親しまれています。
鉢植えを軒先や玄関に飾り、だんだん色づいていく様子を眺めて楽しむ人も多くいます。実の中身を取り出し、残った皮を口に含んで音を鳴らす遊びも、昔から知られています。
ほおずきの鉢を手に、夏の境内へ
7月9日と10日に浅草を訪れる機会があれば、境内に並ぶほおずきの鉢を見て回れます。足を運べないときは、花屋や園芸店で鉢植えのほおずきを一つ選んで、窓辺に置いてみましょう。