「屋根苔着車」が生まれた日
この記念日を制定したのは、大阪府岸和田市の日本苔緑化研究所です。同研究所は、苔を使った地球温暖化防止の活動に取り組んでいます。
主役は「やぁね、こけちゃっかー(屋根苔着車)」。同研究所の所長・泉原一弥氏が考案した、車の屋根全体にスナゴケという苔を載せた車です。日本記念日協会の説明では、この車は酸素を供給して二酸化炭素を吸収し、都市緑化の一端も担っているとされています。
記念日の目的は、苔を使った緑化への関心を高めてもらうこと。6月19日という日付は、この車が誕生した1996年6月19日にちなんでいます。
乾燥に強いスナゴケ
苔は、根・茎・葉の区別がはっきりしない小さな植物です。根から水を吸い上げるのではなく、体の表面から水分を取り込みます。乾くと縮んで休眠状態のようになり、水を得るとまた広がる種類も多くあります。
なかでもスナゴケは日当たりのよい場所を好み、乾燥にも強いことで知られています。土が少ない場所でも育てやすいため、屋根や屋上の緑化に使われることがあります。強い日差しを受け、雨水だけで過ごす時間も長い車の屋根は、こうした性質を生かせる場所だといえます。
道端の苔を見つけに歩く
石垣やブロック塀の上、日の当たるアスファルトのすき間には、身近な苔が生えていることがあります。近所を歩くときは足元に目を向けて、日なたと日陰とで苔の様子がどう違うかを見比べてみてください。雨が降った翌日に同じ場所をのぞくと、苔の色や広がり方の変化がわかります。