由来
河童忌は、作家・芥川龍之介の命日にあたる7月24日です。芥川は1927年のこの日に亡くなりました。
作家の忌日には、その人にゆかりのある言葉を添えた呼び名がつけられることがあります。河童忌もそのひとつで、芥川が晩年に書いた代表作『河童』から名づけられました。命日を作品名で呼ぶことで、この日はその作家を思い起こす日になっています。
『河童』という作品
河童は、川や沼にすむとされる日本の想像上の生き物です。頭の皿やくちばし、背中の甲羅といった姿で描かれることが多く、昔話や伝承に広く登場します。
芥川の『河童』は、その河童たちが暮らす国を舞台にした小説です。語り手が迷い込んだ河童の国では、人間の世界とは違う考え方や習慣が当たり前になっています。その様子を通して、人間の社会や常識をあらためて見つめ直すような内容です。
芥川龍之介は短編小説の名手として知られ、多くの作品がいまも読み継がれています。
『河童』を手に取る
7月24日は、『河童』を読む時間をつくるきっかけになります。図書館や書店で芥川龍之介の作品集を探して、『河童』のページを開いてみてください。