淡路島の記録と「香」の字から生まれた日
お香の日は、日本薫物線香工業会が制定しました。兵庫県淡路市の淡路市商工会に事務局を置く会で、全国の薫物や線香の業者などが加盟しています。目的は、香文化を広く知ってもらうことです。
日付の由来は二つあります。一つは『日本書紀』の記述です。日本のお香に関する最初の記録として、595年の夏4月に淡路島へ沈水(香木)が流れ着いたと記されています。もう一つは「香」という字の形です。分けると「一」「十」「八」「日」と読めることから、4月18日とされました。古い記録と文字の形、その二つを重ね合わせた日付です。
お香とはどんなものか
お香は、香木や香料を焚いたり身近に置いたりして、香りを楽しむものです。形はさまざまで、棒状の線香のほか、円すい形や渦巻き形のもの、刻んだ香を炭で温めるものなどがあります。火を使わずに香りを移す匂い袋もお香の仲間です。
使われる場面も幅広く、仏壇やお墓へのお参り、法要での焼香など、祈りの場で長く使われてきました。一方で、部屋で香りを楽しんだり、衣類に香りを移したりと、日々の暮らしにも取り入れられています。香りを味わう作法を伝える芸道もあり、お香は日本の文化の一部として受け継がれてきました。
線香を一本焚いて香りを確かめる
この日は、家にある線香やお香を一本焚いてみてください。火をつけたばかりの香りと、燃え進んでからの香りを比べてみます。お香を扱う店で、いくつかの香りを試して一つ選ぶこともできます。