由来
この記念日は、点字図書や録音図書などを出版している社会福祉法人桜雲会(おううんかい)が制定し、日本記念日協会の認定を受けています。
日付は、1906年(明治39年)1月1日にちなみます。この日、左近允孝之進(さこんじょう・こうのしん)氏が日本初の点字新聞「あけぼの」を創刊しました。創刊号には、「視覚障害者が情報を得られるように」という左近允氏の思いなどが載せられていました。
日本記念日協会の説明によると、「あけぼの」の精神は現在の「点字毎日」に受け継がれているとされています。目の見えない人や見えにくい人にも、新聞を通じて世の中の動きを届けたい。そんな試みを、創刊の日とともに記憶にとどめる記念日です。
点字と点字新聞
点字は、紙などに小さな点を盛り上げて並べ、その組み合わせで文字や記号を表す仕組みです。指先で触れて読むもので、主に視覚障害のある人が使っています。
点字新聞は、ニュースや暮らしの情報を点字で伝える新聞です。墨字(すみじ)と呼ばれる印刷された文字の新聞を読むのが難しい人にとって、自分の指で情報を読み取れる手段になります。
点字が使われているのは、新聞や本だけではありません。駅の券売機や手すり、エレベーターのボタン、家電製品の操作部分など、身近な場所にもあります。
身の回りの点字を探して
1月1日は、出かけた先でも家で過ごすときでも、身の回りにある点字を探してみてください。エレベーターのボタンや駅の案内板、飲み物の缶などに点字が付いているかを確かめ、どこにどのように使われているかに目を向けてみます。