「風炉」の語呂合わせから生まれた記念日
抹茶の日は、抹茶の生産地として知られる愛知県西尾市の西尾茶協同組合が制定しました。西尾茶の創業150年を記念し、もっと多くの人に抹茶を味わってもらうことが目的です。
2月6日という日付は、茶道で使う道具「風炉(ふろ)」を「ふ(2)ろ(6)」と読む語呂合わせから選ばれました。風炉は、釜を掛けて湯を沸かすための道具です。
日本記念日協会の説明では、現在の作法で風炉を使うのは夏季の5月から10月まで。ただし、茶の湯の作法はもともと風炉から始まったもので、今でも最高の形式でお点前をするときには風炉が使われるといいます。2月は風炉を使う季節ではありませんが、日付には茶の湯の原点ともいえる道具の名前が込められているわけです。
抹茶とはどんなお茶か
抹茶は、茶葉を細かい粉末にしたお茶です。急須で茶葉を浸して飲む煎茶とは違い、粉末を湯に溶かし、茶筅で点てて飲みます。つまり、茶葉そのものを丸ごと口にすることになります。
原料の茶葉は、摘み取る前の一定期間、覆いをかけて日光をさえぎって育てるのが一般的です。これを蒸し、揉まずに乾燥させたものが「碾茶(てんちゃ)」。この碾茶を石臼などで挽いて粉にしたものが抹茶です。鮮やかな緑色と、うまみのある味わいが特徴です。
茶道では、さらりと点てる「薄茶」と、練るように仕立てる「濃茶」があります。最近は飲み物としてだけでなく、和菓子や洋菓子、アイスクリームなどの風味づけにも広く使われています。
抹茶を点てて一服する
この日は、家で抹茶を一服点ててみる機会にできます。茶碗に抹茶を入れて、少し冷ましたお湯を注ぎ、茶筅を手早く前後に動かして泡立てます。季節の和菓子を添えていただきましょう。茶筅がなければ、抹茶を使ったお菓子を選んで、味わいを比べてみるのも一つの方法です。