世界食料デーに重ねた記念日
国消国産の日は、一般社団法人全国農業協同組合中央会(JA全中)が制定した記念日で、日本記念日協会にも認定されています。
背景には、日本の農業をとりまく課題があります。日本の食料自給率は、先進国の中でも低い水準です。農業に携わる人の高齢化や、耕作放棄地の拡大といった問題も指摘されています。
こうした状況を受けて、JAグループが提唱しているのが「国消国産」です。「国民が必要とし消費する食料は、できるだけその国で生産する」という考え方を指します。この記念日には、国消国産の考え方を知ってもらい、国産農産物を食べることで日本の農業の生産基盤を支えていこうという願いが込められています。日本の農業が抱える課題を多くの人に知ってもらい、農業を応援する人を増やしたいという思いもあります。
日付の10月16日は、国連食糧農業機関(FAO)が定めた「世界食料デー」です。世界各国で食料の問題を考える日であることから、この日が選ばれました。
国産農産物と食卓のつながり
国産農産物とは、日本国内で生産された米や野菜、果物、畜産物などのことです。
普段の食卓には、国内で育てられた食材と海外から輸入された食材が並んでいます。どちらを選ぶかは、買い物のたびに一人ひとりが決めていることです。国産の食材が選ばれれば、それを育てる農家の収入になり、田畑での生産を続ける支えにもなります。
スーパーなどで売られている生鮮食品には、原産地の表示があります。国産のものは「国産」や都道府県名などで示されているので、店頭でも見分けられます。
産地表示を見て、国産の食材を選ぶ
10月16日の買い物では、野菜や果物の産地表示を一つずつ確かめてみてください。その中から国産の食材を一品選び、夕食の献立に加えます。