物理の日の由来
物理の日は、一般社団法人日本物理学会が制定した記念日です。同学会は、物理学の進歩と普及を目指してさまざまな活動を行っています。この記念日には、一般の人や青少年に物理学を広く伝え、啓発活動をより活発にしたいという目的が込められています。
11月3日という日付には、二つの理由があります。一つは、湯川秀樹博士のノーベル賞(物理学賞)受賞が決まり、発表されたのが1949年11月3日だったことです。日本人として初めてのノーベル賞でした。もう一つは、元素「ニホニウム」の原子番号113です。ニホニウムは日本で発見され、日本人が初めて命名した元素です。この「113」を「11月3日」と読むことで、二つの由来が同じ日付に重なっています。
物理学とはどんな学問か
物理学は、自然界で起こる現象の仕組みを調べる学問です。物の運動や力、熱、光、音、電気や磁気など、扱う現象は幅広く、対象は目に見えないほど小さな原子や素粒子から、星や宇宙にまで及びます。
物理学では、観察や実験で確かめた事実をもとに、現象を法則として表します。その法則は、多くの場合数式で書き表されます。こうして積み重ねられた知識は、電気製品や通信、交通、医療機器など、身の回りのさまざまな技術の土台にもなっています。
身近な現象を、物理の目で見る
物理の題材は、日常の中にもたくさんあります。ボールを投げたときの軌道、虹が見える仕組み、冷たい飲み物のコップに水滴がつく理由。どれも物理で説明できる現象です。気になったものを一つ選び、なぜそうなるのかを本や図鑑で調べてみてください。近くの科学館で、物理の展示を見て回るのも一つの方法です。