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暦

五節句

節句(節供)は、季節の変わり目に祝いごとをする日です。国立国会図書館の資料によると、古代中国の歳時記『荊楚歳時記』に書かれた節日と供え物のいくつかが、ほとんどそのまま日本の節句になりました。天長10年(833年)に成立した『令義解』には、正月一日をはじめとする7つの日を節日と定めた箇所があります。遅くともこのころには、日本でも節日の儀式が行われていたことがわかります。

時代が下るにつれて、数ある節句の中から次の5つが重要な祝日とされるようになりました。これを五節句と呼びます。五節句は江戸幕府が定めた式日(儀式を行う日)で、江戸時代に広く行われるようになりました。もとは旧暦の日付です。

  1. 1月7日 人日 じんじつ 七草の節句 七草の日の詳しい記事 → 1月7日の記念日 →
  2. 3月3日 上巳 じょうし 桃の節句
    • 平安時代の歴史書『日本文徳天皇実録』には、三月三日にゴギョウを使った草餅をつくるのが年中行事だったという記録があります。
    • 江戸時代の菱餅は、いま一般的な紅・白・緑の三段ではなく、緑・白・緑のものが多かったようです。
    桃の節句の詳しい記事 → 3月3日の記念日 →
  3. 5月5日 端午 たんご 菖蒲の節句
    • 平安時代の辞書『倭名類聚鈔』に、五月五日に粽(ちまき)を食べると書かれています。
    • 江戸時代の京・大坂では、男の子が生まれて最初の端午の節句に粽を配り、二年目からは柏餅を贈りました。江戸では最初の年から柏餅を贈ったとされます。
    • においが強く刀のような形をした菖蒲には邪気を払う力があると信じられ、菖蒲湯や、軒先に菖蒲を挿す風習として残っています。
    端午の節句の詳しい記事 → 5月5日の記念日 →
  4. 7月7日 七夕 しちせき(たなばた) 七夕の節句 七夕の詳しい記事 → 7月7日の記念日 →
  5. 9月9日 重陽 ちょうよう 菊の節句 重陽の節句の詳しい記事 → 9月9日の記念日 →

出典

  1. 国立国会図書館 レファレンス協同データベース「節句にはどういうものがあるか知りたい」 https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?page=ref_view&id=1000017840
  2. ジャパンサーチ「あれもこれも和菓子:和菓子をめぐる風俗」(国立国会図書館) https://jpsearch.go.jp/gallery/ndl-7zG4rGq77phk97x/2
  3. ジャパンサーチ「端午の節句」(国立国会図書館) https://jpsearch.go.jp/gallery/ndl-1BAzM91OV70