由来
歌いつなぐ日は、兵庫県神戸市にある神戸親和大学が2025年に制定した記念日で、日本記念日協会の認定を受けています。
目的は、1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の記憶と教訓を、次の世代へ受けついでいくことです。教育の分野からは大学が、スポーツの分野からはJリーグのヴィッセル神戸が加わり、両者が連携しています。ひとつの歌を歌いつなぐことで命の大切さを学び、想いを受けつぐ機会をつくりたい。そんな願いが込められています。
8月30日という日付には、2つの理由があります。ひとつは、8月30日から9月5日までの防災週間の初日にあたること。もうひとつは、2025年8月30日にノエビアスタジアム神戸で「しあわせ運べるように」の大合唱が行われたことです。
合唱曲「しあわせ運べるように」
「しあわせ運べるように」は、神戸親和大学の臼井真教授が作詞・作曲した合唱曲で、震災の後に作られました。日本記念日協会の説明では、復興への願いと希望を象徴する歌として、長く歌いつがれてきたとされています。
合唱は、大勢の声を重ねてひとつの歌をつくるものです。同じ歌を年月を超えて歌い続けることは、出来事の記憶を言葉と旋律にのせて伝える方法のひとつといえます。
ヴィッセル神戸は震災の年に誕生したクラブで、神戸の街や人々に寄り添いながら歩んできました。そのクラブと大学が力を合わせ、歌を次の世代へつないでいく。この記念日には、そうした意味があります。
歌を聴いて、家の備えを確かめる
8月30日は「しあわせ運べるように」を聴いたり口ずさんだりして、歌詞の言葉に耳を傾けてみてください。防災週間の始まりの日でもあるので、あわせて家にある非常用の水や食料を点検し、避難場所も家族と確かめておきましょう。