由来
お香文化の日は、愛知県名古屋市に事務局を置く愛知県薫物線香商組合が制定した記念日で、日本記念日協会にも認定されています。
お香は『日本書紀』や『枕草子』、『源氏物語』など、多くの文献に登場します。その長い歴史の中で、線香、匂い袋、練香、香木など、さまざまなお香と、それにまつわる文化が生まれました。この記念日の目的は、そうしたお香と周辺文化を広めること、そして記念日をきっかけにお香文化に触れてもらうことです。
日付の11月5日は、「いい(11)おこ(5)う」と読む語呂合わせから選ばれました。
お香のいろいろな形
お香とは、香りのよい原料を使い、その香りを楽しむもの全般を指します。ひと口にお香といっても、形や使い方によっていくつかの種類があります。
線香は、香料を練り合わせて細い棒状にしたものです。先端に火をつけると、ゆっくり燃えながら香りが広がります。仏事のほか、部屋で香りを楽しむためにも使われます。
匂い袋は、香料を小さな袋に詰めたものです。火を使わないので、たんすや引き出しに入れておくことも、持ち歩くこともできます。
練香は、香料を練り合わせて小さく丸めたものです。炭火などで直接燃やすのではなく、温めて香りを立たせます。
香木は、香りを持つ木そのものです。小さく削った木片を温め、立ちのぼる香りを味わいます。
匂い袋をひとつ、引き出しに
火を使わない匂い袋は、お香に初めて触れる人でも扱いやすい形です。お香を扱う店で香りを聞き比べ、気に入ったものをひとつ選びます。たんすや机の引き出しに入れておき、開けるたびに香りを確かめてみてください。