遺言書の署名にちなむ日
11月27日は、ノーベル賞のもとになった遺言書が署名された日です。署名したのは、スウェーデン出身のアルフレッド・ノーベル。場所はパリのスウェーデン・ノルウェー・クラブでした。
この最後の遺言書で、ノーベルは財産の多くを賞の創設に充てると定めました。ただ、その内容がすぐに実現したわけではありません。遺族の反対などもあって準備は難航し、署名から最初の授賞までには数年がかかっています。
ノーベル賞とは
ノーベル賞は、人類に大きく貢献した人や団体に贈られる国際的な賞です。遺言で定められたのは、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の5分野。のちに経済学の分野の賞も加わり、今ではあわせて紹介されることが多くなっています。
受賞者は毎年発表され、そのたびに研究や作品、活動が話題になります。賞ごとに特徴があり、自然科学の賞は長い年月をかけた研究に贈られることが少なくありません。文学賞は作家の作品全体が対象で、平和賞は個人だけでなく団体が受賞することもあります。一人の人物の遺言から始まった賞が、いまでは科学や文化、平和の分野で広く知られる存在になっています。
ノーベルの遺言を読む
ノーベル財団のウェブサイトでは、遺言の内容が紹介されています。どの分野で、どのような人に賞を贈るよう書かれているのかを読むと、賞の出発点が見えてきます。あわせて、文学賞を受けた作家の本を図書館で一冊借りてみるのも一つの方法です。