刀匠の団体が定めた日
日本刀の日は、全日本刀匠会が制定した記念日です。全日本刀匠会は岡山県岡山市に本部を置く団体で、古来伝わる刀剣製作技術の研究開発と、新しく作られる刀剣の普及を目指して活動しています。
記念日の目的は、日本刀についての正しい知識を広めることです。あわせて、美術品としての美しさや文化的な価値、そして次の世代へ受け継ぐべき技術の大切さを伝えることもねらいとしています。
10月4日になったのは、「10」を「とう」、「4」を「し」と読んで「刀匠(とうしょう)」とする語呂合わせからです。刀を作る職人を指す言葉が、そのまま日付になっています。
鍛えて生まれる日本刀
日本刀は、日本で独自に発展した刀剣です。熱した鋼を打ち、折り返して鍛える工程を重ねて作られます。焼き入れによって刃の部分が硬くなり、刀身には反りが生まれます。
焼き入れのときに刃に現れる模様は、刃文と呼ばれます。刀身の表面に見える地鉄の肌合いとあわせて、日本刀を鑑賞するときの見どころとされています。刀匠が鍛えた刀身は、さらに研ぎや鞘、柄などを手がける職人たちの仕事を経て仕上がります。
刃文と地鉄を、展示で見比べる
博物館や美術館で日本刀が展示されていたら、刀身に近づいて、刃文の形と地鉄の肌を見比べます。見る角度を少しずつ変えながら、刃文がはっきり見える位置を探します。解説に刀匠の名前があれば、手帳に書き留めておきます。