壱岐の海難事故に由来する呼び名
春一番名付けの日は、毎年2月15日です。「春一番」という言葉の始まりとされる出来事にちなんでいます。
もとになったのは、安政6年(1859年)に長崎県の壱岐で起きた海難事故です。漁に出ていた漁師たちが春の強風にあい、遭難したといわれています。この事故をきっかけに、春先に吹く強い南風が「春一番」と呼ばれるようになったとされています。
今では暮らしの中ですっかり身近な季節の言葉ですが、もとは海で働く人たちの経験から生まれたものとして伝えられています。
春一番とはどんな風か
春一番は、冬の終わりから春の初めにかけて、その年に初めて吹く強い南寄りの風を指す言葉です。地域の気象台が、春一番が吹いたことを発表する場合もあります。
南から暖かい空気が流れ込むため、春一番が吹いた日は気温が上がりやすくなります。ただ、そのあと冷たい空気が戻って、再び寒くなることも少なくありません。
強い風は、海では波を高くし、陸では砂ぼこりや飛来物の原因になります。響きは春らしい言葉ですが、注意が必要な風でもあります。
風の予報を確かめて備える
この時期は、出かける前に天気予報で風の強さを確かめておくと安心です。強風が予想される日は、ベランダの植木鉢や物干しざおなど飛ばされやすい物を、室内に入れるか固定しておきます。