由来
山上憶良敬愛の日は、福岡県福岡市で社会貢献活動を行っている夕顔憶良会が制定した記念日です。日本記念日協会に認定されています。
同会が取り組んでいるのは、毎年小学一年生に夕顔の種を贈る「夕顔運動」です。種を贈るときには「その花を見に家へ帰ろう」と呼び掛けているそうです。同会は、子どもを思う親心を詠んだことで知られる奈良時代の歌人、山上憶良を敬愛しています。その心を後世に伝えていくことが、この記念日の目的です。
日付は、山上憶良が「子らを思う歌」を詠んだとされる日にちなんでいます。その日が神亀5年7月21日とされることから、7月21日が記念日になりました。
山上憶良と夕顔
山上憶良は奈良時代の歌人で、作品は『万葉集』に収められています。宮廷の華やかな場面より、家族への思いや人々の暮らしの苦しさなど、身近なテーマを詠んだことで知られています。子を思う歌は、親の情愛をまっすぐに表した歌として、今も読み継がれています。
夕顔運動で贈られる夕顔は、ウリ科のつる性植物です。夏の夕方に白い花を開き、翌朝にはしぼんでしまいます。実はかんぴょうの原料としても使われます。
子を思う歌を読み返す
図書館や書店で万葉集の解説書を手に取り、山上憶良の子を思う歌を探して読んでみましょう。現代語訳と一緒に読むと、歌に込められた親心がつかみやすくなります。読み終えたら、家族と歌の感想を話してみてください。