由来
時の記念日は、1920年に東京天文台と生活改善同盟会によって定められました。日本時計協会の説明によると、きっかけは日本書紀に記された出来事です。671年、漏刻と呼ばれる水時計が設けられ、鐘や鼓で人々に時を知らせたとされています。6月10日という日付は、この漏刻が初めて時を告げた日にちなんでいます。
制定のねらいは、時間を守ることの大切さを広く呼びかけることでした。時計で時刻を確かめ、約束の時間に合わせて動く。そうした習慣を暮らしに根づかせようという考えが、この記念日の出発点です。
水の流れで時を計る漏刻
漏刻は、水が一定の速さで流れ落ちる性質を利用した時計です。容器から少しずつ水を流し、たまった水の高さを目盛りで読み取って時間の経過を知ります。太陽の影を使う日時計と違い、曇りの日や夜でも時刻を計れるのが強みでした。
水時計は日本に限らず、古くからさまざまな地域で使われてきました。やがて、ぜんまいや振り子で動く機械式の時計が広まり、今では電波や水晶の振動を利用した時計も身近な存在です。仕組みは大きく変わっても、時刻を正確に知り、みんなで共有するという役割は昔から同じです。
家の時計の時刻を合わせる
6月10日には、家にある掛け時計や目覚まし時計の時刻を確かめてみてください。ずれていたら、正しい時刻に合わせ直します。電池が弱っている時計があれば、この機会に交換しておきます。