「くろ」の語呂合わせと伝統染色
黒の日は、京都黒染工業協同組合が制定した記念日です。9月6日という日付は、「く(9)ろ(6)」と読む語呂合わせに由来します。
日本記念日協会の説明では、黒染めをはじめとする伝統的な染色を多くの人に知ってもらうための日とされています。制定した組合の名前にもあるように、京都の黒染めと深く結びついた記念日です。
黒染めとはどんな染め物か
黒染めは、布を黒く染め上げる染色の技法です。日本では、紋付の着物や喪服など、改まった場で着る衣服に黒く染めた布が使われてきました。
黒は一見すると単純な色ですが、染めむらや色の浅さが目立ちやすい色でもあります。深みのある黒に仕上げるには、染料の扱いや工程を工夫し、手間をかけて染める必要があります。京都は着物の染めが盛んな土地として知られ、黒染めもそうした仕事のひとつとして受け継がれてきました。
黒染めが使われるのは、新しい布を染めるときだけではありません。色があせた黒い衣類を染め直して、もう一度着られるようにする方法もあります。
手持ちの黒い衣類を見直す
黒の日には、たんすにしまってある黒い着物や服を出してみます。明るい場所に並べて、黒の深さや色あせの具合を見比べます。気になる一着があれば、染め直しを受け付けている店を探し、仕上がりや扱える素材を問い合わせます。