渋沢栄一の著書にちなんだ記念日
管理会計の日は、日本管理会計学会が制定した記念日です。日本記念日協会の説明によれば、制定の背景には、経営組織を運営するうえで、健全な会計倫理に基づく適切な管理会計の理論と実務がますます重要になっていることがあります。
渋沢栄一は道徳経済合一説を唱え、経営における会計の重要性を認識して実践した人物とされています。記念日の目的は二つあります。一つは、渋沢栄一の功績を学んで顕彰すること。もう一つは、管理会計の意義と重要性を広く紹介し、その理論や技法、実務の普及と定着を図ることです。
日付の由来は『論語と算盤』です。管理会計の先駆者である渋沢栄一の経営思想を代表する著書で、その初版が発行された1916年9月13日にちなんでいます。
管理会計とは
管理会計は、組織の内部で経営判断に役立てるための会計です。株主や取引先など外部の関係者に向けて決算の内容を報告する財務会計と、対比して説明されることがよくあります。
管理会計で扱うのは、たとえば予算の作成と管理、製品やサービスにかかる原価の把握、部門ごとの業績の評価などです。決まった様式に従う財務会計と違い、組織が自分たちの目的に合わせて仕組みを工夫できるのが特徴です。企業に限らず、病院や自治体、学校など、さまざまな組織の運営に使われています。
『論語と算盤』を開いてみる
この日は『論語と算盤』を手に取って、道徳と経済の関係についての考え方に触れてみてください。あわせて、家計や仕事の予算を一つ選び、計画と実績の差を書き出してみると、管理会計の考え方が身近に感じられます。