犬の日の由来

11月1日は「犬の日」。犬の鳴き声「ワン(1)ワン(1)ワン(1)」の語呂合わせにちなみ、1987 年にペットフード工業会(現在のペットフード協会)などの団体が定めた記念日です。犬についての知識を深め、犬をかわいがる日として設けられました。

数字の 1 が 3 つ並ぶ日付を鳴き声に見立てる発想はシンプルで覚えやすく、語呂合わせ記念日の中でも直感的に伝わる部類でしょう。なお、同じ発想でネコの鳴き声「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」にちなんだ 2月22日の「猫の日」も、同じ 1987 年に生まれています。

ペットブームとともに歩んだ記念日

制定された 1980 年代後半は、犬や猫が「番犬」から「家族の一員」へと位置づけを変えていく時代でした。ペットフードの普及で食事の管理がしやすくなり、室内飼いも広がっていきます。犬の日は、そうした変化の中でペット産業の団体が「人と犬のよい関係」を呼びかける日として生まれました。

現代では、SNS の普及が記念日の風景を大きく変えました。11月1日にはハッシュタグ付きの愛犬写真が数多く投稿され、ペット関連企業のキャンペーンや保護犬の譲渡啓発など、さまざまな発信が集まる一日になっています。ちなみに、安産祈願で知られる「戌の日」は十二支に基づく暦の日で、11月1日の犬の日とは別のものです。

愛犬と過ごす 11月1日

犬の日にできることは、特別なことでなくて構いません。いつもより少し長い散歩、丁寧なブラッシング、新しいおやつ。犬にとっては、飼い主と過ごす時間そのものがいちばんのごほうびです。

また、この機会に健康チェックの予定を立てたり、迷子札やマイクロチップの登録情報を見直したりするのもよいでしょう。犬を飼っていない人にとっても、保護犬・保護猫の存在や、動物との適切な関わり方を知るきっかけの日になります。1 が 3 つ並ぶ日付を見かけたら、身近な犬たちのことを少しだけ思い出してみてください。