いい肉の日の由来
宮崎県の「より良き宮崎牛づくり対策協議会」が定めたのが、11月29日の「いい肉の日」です。「いい(11)にく(29)」の語呂合わせにちなむ記念日で、銘柄牛「宮崎牛」の品質向上と消費拡大を目指すこの団体が、地元が誇る牛肉を PR する日として設けました。
つまりこの記念日は、もともと全国の肉全般のためではなく、宮崎牛という一つのブランドのために生まれたものです。ところが「いい肉」という誰にでも伝わる語呂の強さもあって、日付はやがて産地の枠を大きく越えていくことになります。
宮崎発、全国区への広がり
いまや 11月29日は、精肉店やスーパー、焼肉店、ハンバーグやステーキのチェーンまでが一斉にセールやフェアを打ち出す、肉の一大商戦日になっています。数字の 29 を「にく」と読む発想から毎月 29日を「肉の日」とする販促も広く定着しており、その中でも「いい」が頭につく 11月29日は、年に一度の特別な肉の日として別格の扱いを受けています。
発祥の地・宮崎県にとっても、この日は変わらず大切な発信日です。宮崎牛は全国的に評価の高い和牛ブランドとして知られており、記念日に合わせた PR やキャンペーンを通じて、産地の名を全国に届け続けています。一つの県の協議会が定めた記念日が、業種を越えて全国の店頭を動かすまでになった例として、語呂合わせ記念日の成功例といえるでしょう。
今日は「いい肉」を選ぶ日
いい肉の日の楽しみ方は明快です。今夜の食卓に、いつもより少しいい肉を並べること。焼肉やすき焼きでごちそうにするもよし、スーパーのセールで普段は手が出ないブランド和牛の切り落としを試すもよし。外食なら、この日限定のメニューやキャンペーンを掲げる店を探すのも楽しみのひとつです。
せっかくなら、産地にも目を向けてみてください。ラベルに書かれた銘柄や県名を眺めるだけで、その一枚の肉の背景にある生産者の仕事が少し見えてきます。年の瀬を前にがんばっている自分や家族への、気どらないごほうびにしてみてください。