ドラえもんの誕生日の由来

ドラえもんの誕生日は、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』の主人公であるネコ型ロボットが、2112年9月3日生まれという設定に由来する記念日です。つまり本来の誕生日はまだ未来のことで、2026年から数えると86年後。「22世紀の未来からやって来たロボット」という作品設定を、現実の暦の上で毎年祝っているわけです。

『ドラえもん』は1969年末に小学館の学年誌で連載が始まり、テレビアニメや毎年恒例の映画を通じて、世代を超える国民的キャラクターになりました。

「129.3」に込められた遊び心

ドラえもんのプロフィールは、数字の遊びに満ちています。身長129.3cm、体重129.3kg、頭の周りも胸囲も129.3cm。ジャンプ力は129.3cm、ネズミに驚いて逃げるときの速さは時速129.3kmと、公式設定はことごとく「129.3」で統一されています。この数値は、連載当時の読者だった小学4年生の平均身長129.3cmに合わせたものといわれます。のび太の隣に立ったとき、ちょうど目線が合う高さなのです。

誕生日の2112年9月3日も、この129.3と響き合う数字の並びです。緻密な設定を細部まで作り込む藤子・F・不二雄らしい遊び心が、誕生日にも表れています。

毎年9月3日はお祝いの日

9月3日には、アニメの誕生日スペシャルや関連イベントなど、さまざまなお祝いの企画が恒例になっています。川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムが開館したのも2011年9月3日で、誕生日はファンにとって特別な日付として定着しました。2012年9月3日には「生誕100年前」を記念する催しも話題を集めました。

今日は久しぶりに漫画やアニメに触れて、「どこでもドア」や「タイムマシン」があったら何をするか、家族や友人と語り合ってみるのはどうでしょう。連載開始から半世紀以上たっても、ドラえもんは未来を想像する楽しさを思い出させてくれます。